コツコツ働いても年収300万好きなことだけして年収1000万シリコンバレーで学んだプロの仕事術
【著者】キャメル・ヤマモト 【発行】幻冬舎
【発行年月】2003年05月30日 【本体価格】1,200円
【ページ数】194p 【ISBN】4-344-00339-X C0030
シリコンバレーのプロフェッショナルは、自分がやりたいことを実現するために仕事をします。やりたいことにつながっているから、エネルギーが出ま す。エネルギーが出るから自然にがんばれます。がんばるから成功する確率も高まります。
本書 172P より抜粋
競争社会ということは、日本のビジネスパーソンも薄々気付き始めてはいるが、彼らは単に「まじめ」なだけだと、著者は看破する。年収1000万を超えるシリコンバレーのプロフェッショナルたちは、まじめさだけでなく、新しさを生み出していく「したたかさ」を備えているのだと、主張する。
そう、本書は稼ぐ秘密として「したたかさ」の実践を勧める本なのだ。内容は実に明解で読みやすい。62項目にわたる“稼ぐ為のコツ”の中身を少しだけ紹介しよう。創造、発想するためのコツを例に挙げる。
日本のサラリーマンは、オフィスという「箱」の中に入っている。そしてさらに思想さえも箱の中に閉じこもっているのだという。それに対しシリコンバレーのプロは、必要な時はその箱の中から出るのだそうだ。いつもと違う状況を自分で作って、箱を越えて考えることができるというのだ。
ある問題を考えていて行き詰まった時は、「何のためにこの問題を解く必要があるのか」といった質問を発してみる。これで、迷路に入る前の段階にさかのぼることができる。
また、一緒に考えている仲間の外に出ることも重要。自分の仕事に全く関係のない人に話すことで、思考をクリアにできるというのだ。
さらに著者は「仲間が一緒だと新しいことをやらなくなる。他人が見ていると失敗したくない気持ちが働いて、慣れ親しんだ方法に頼ってしまう」と人間心理をグサリと突いてくる。この“逃げ”の気持ちを起こさない為には、一日の中で、自分ひとりで考え抜く時間と状況を作り出せ、と主張する。
まじめな方はここで、それをそのまま実践するが、アイデアは何故か出てこない。ポイントはネットワークとの使い分けなのだという。ひとりの時間に「誰に聞けばいいか」を考えることも大切なのだと。テーマについて意見を聞いた後、自分でそれを絞り込み、そしてまた人に聞く、という具合だ。
毎日大量の仕事を抱え上司や部下に気を使う…。「なのになぜか金がない」と、酒の席で愚痴っている光景が目に浮かぶ。そんなビジネスパーソンにぜひ、本書をオススメしたい。毎日のストレスを解消する“うってつけ”の本だからだ。無論、これまでの仕事のやりかたを完全に覆す荒治療として…。
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