稼ぐチームのレシピ
【著者】キャメル・ヤマモト【発行】日本経済新聞社
【発行年月】2004年01月13日 【本体価格】1,400円
【ページ数】316p 【ISBN】4-532-31116-0
素材を生かした絶品料理をつくるには秘伝の「レシピ」が必要なように、レシピ次第で、人材は生きたり死んだりする。
本書 見返し より抜粋
会社という組織には目標やビジョン、ミッションがあり、それに向けて活動をしている。そして、会社の中には実に多くのチームが存在する。課や部は当然ながら1つのチームであるし、タスクフォースやプロジェクトチームも同様だ。
チーム内にはいろんなタイプのスタッフがいる。スタッフにはそれぞれの価値観や仕事観がある。個人においてそうであるように、チーム単位においてもそれぞれの慣習や文化がある。だから、社内で他のチームと意見が合わなかったり、仕事に対する意識でぶつかることがあっても当然のことなのだ。
実は、チームには色んなタイプがあるようだ。あなたが働いている職場は、本書で紹介するいずれかのチームに近いはず。または、いずれかになり損ねているのではないだろうか。摩擦を引き起こす他のチームは別のタイプのチームに近いはずだ。
本書で紹介するチームタイプは大きく分けて4つ。何よりも“和”を大切にする「仲間チーム」、仕組みと規律を重視する「軍隊チーム」、専門性の高い人材が集まる「開発チーム」、創造性と意外性で勝負する「アメーバチーム」があるのだという。
「じゃあ、どのチームがいちばん稼ぐわけ?」というと、それは適材適所であり、どれも理想的なチームなのだそうだ。タイトルに「レシピ」とついているが、人材を集めてつくるチームは食材を集めてつくる料理と似ている、ということのようだ。
高級食材だけで料理がおいしくなるとは限らないように、「稼ぐ人」だけを集めたチームが「稼ぐチーム」になるとは限らない。他方、ありふれた食材でも組み合わせや味付けを変えればおいしい料理ができる。「安い人」中心でも目的に合わせた仕組みや動機づけを行えば良いチームができると。
本書では、理想的なチーム作りに役立つ工夫を、4つのタイプ別に詳しく解説している。異なるタイプのチーム同士が、お互いをどう評価しているか、ということも深く読み込めばわかってくるので面白いし、お互いの意見調整などにもきっと役立つことだろう。
他にも、タイプ別チーム内におけるリーダーの役割、採用や人材の育て方など、“おすすめレシピ”が満載だ。4つのチームタイプと、チームを動かす人材起用をマスターする「秘伝ツール」は、稼ぐ理想的なチームづくりの福音の書になるはずだ。
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