あなたもいままでの10倍速く本が読める
【著者】ポール・R・シーリィ【監訳者】神田昌典
【出版社】フォレスト出版
【発刊年月】2001年09月26日【本体価格】1,300円
【ページ数】260p【ISBN】4-89451-119-3
二十五分で、この本を読んでみよう!
本書 扉 より抜粋
ブックレビューを担当しているくらいなので、読書量はかなりあります。と言いつつ最近では読むペースが落ちて(忙しいのもあるんですが…)1年に300冊程度。それでも追いつかずに「積読」の本も大量にあったりして。そんな私の悩みを解消するべく、探し出したのが、今週紹介するこの本。
本書は、アメリカの大手企業の研修でも使用されていると言われる「フォトリーディング」というメソッドの解説書。このノウハウを身に付けることによって、1日1冊、らくらく本が読め、仕事場のデスクに山積みの文書がどんどん片付くのだという(本書腰帯より)。
まずは従来の「読書法」からの脱却で、本書の内容は始まる。本を読むのではない、内容を脳に写し取るのだと。そうでもしないと、物理的に1分間で60ページ(!)も読むことは出来ないと解く。読むのではなくて「見る」のだ。しかし、ぼんやり眺めても、その内容が理解できるわけではない。
このノウハウには5つのステップが用意されている。ハウツー本のレビューという性格上、詳しくは書けないが、なかなか興味深い内容で、普通に読書をする人たちにとっても、目からうろこが落ちるといったものでいっぱいなのだ。ここでちょっとだけ紹介してみよう。
まず「読書目的を明確にする」ことが肝心だと説く。これは意外と出来ていないことではないだろうか?読書をする前に、設計図を作ってしまうのだ。この本を読むことで、どんな情報を、どの程度の精度で、いつ必要か…。これらを整理して読書するだけで、スピードと理解度が格段に違うと言う。
さらに「スーパーの棚を見るような感じ」で、読書することを本書は教えている。なるほどと思うだろう。あの広いスーパーの商品の中から目的のものを見つけ出す時に、一つ一つじっくりと商品を見て見つけ出す人は1人もいないはず。読書にその行動を応用しようと言うのだ。
しかし、スーパーは目的の棚がわかるじゃないか、との声も聞こえてきそうだが・・・本にもどこにどんな情報が載っているか、ちゃんと「棚の案内」に相当する機能はある。目次や見出しがそれに当たるのだ。引き比べてみれば、ああ、と膝を打ってみたくなるはずだ。
文章を速く読むことが出来る…そのノウハウを身に付けると同時に、そのノウハウを活かすツボまで、本書では細かくわかりやすく書かれている。まずは書店で「フォトリーディング」することをお勧めしよう。
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