もっと早く、もっと楽しく仕事の成果を上げる方法
【著者】古谷昇【発行】PHP研究所
【発行年月】2004年02月06日 【本体価格】1,300円
【ページ数】207p 【ISBN】4-569-63359-5
テクニックや手法のようにお勉強形式で身につけるものではなくて、気づきによって学んでいく、わかっていくのがコツというものなのである。賂
本書 P40 より抜粋
あなたは、小学生に初めて跳び箱を飛ばせるにはどう教えるだろうか。恐らく「助走スピードを上げなさい」とか「踏み切る位置はここだ」という具合に必要なポイントを一つ一つ挙げるだろう。そして何度も練習させ、飛べるまで待つのではないだろうか。これが本書の導入部分だ。
しかし、これこそ「ダメ」な教え方なのだという。これは、飛べるようになるまで練習し、身体で覚えさせるという古い方法だと。確かに、運動音痴な子がそのうち嫌気がさすことは目に見えている。本当は飛べる能力があるかもしれないのに、だ。
跳び箱を上手く跳べるようになるのには「コツ」がある。それはまず両腕で体重を支える感覚を覚えさせる、ということだった。床に座らせ、両足の間に両手をつかせて、両腕で身体を少し浮かせる練習をさせる。そうするとみんな面白いように跳び箱を飛べるようになるらしい。
そう、物事には「コツ」がある。人のあらゆる活動には「1,意気込みでやる」「2,テクニック&知識でやる」「3,コツでやる」という3つのレベルがある。1は、多くの人が嫌い実用性も薄い。2は“お勉強”形式で時間もかかる。しかし3で覚えたノウハウは汎用性があり、決して忘れない。
これは仕事の上でも使えそうだ。例えば“プレゼン上達法”。プレゼンテーションは自分の売り込み方でもあって、どんな業界でも、あらゆるビジネスマンの必須科目にもなっている。
内容の良し悪しは「構成」と「スライドの書き方」。話法は「スライドの説明方法」「話のつなぎ方」。スライドの説明は「その場でアンダーラインを入れる」「項目数を先に宣言する」などがある。と、羅列したが、これらのテクニックを全て覚えたところで“ムダ”だというのだ。
プレゼンのコツは意外なところにあった。
「声を大きく」「スライドを見ない」「テンポを変える」。これだけだという。下手にテクニックだけに頼ると、(よくある)思いもしない展開になったとき対処できないからだ。つまり、この3つのコツだけ意識するだけで、経験を積めば上達していくということなのだ。
本書では、上司や先輩との付き合い方や、経営戦略の考え方、会議の進め方など、仕事で直面するさまざまなケースを想定し、それを上手く乗り越える「コツ」を伝授する。いち早く“できるビジネスマン”になるためにはコツがいる。それを本書でマスターしてみてはいかがだろうか。
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