「ひとり勝ち社会」を生きぬく勉強法

【著者】中山 治【出版社】 洋泉社
【発刊年月】 1999年9月8日
【本体価格】1500円【ページ数】227P【ISBN】4-89691-406-6

このような「ひとり勝ち社会」が世界のトレンドとしてわが国にも押し寄せているのです。では、「ひとり勝ち社会」を生き抜いてゆくためにはどうしたらよいのでしょうか。それには、一人一人がかしこくなるほか道はありません。かしこさだけが「ひとり勝ち社会」を生き抜く大きな力となるのです。
同書 P17から引用

優秀と評される経営者の方にお会いすると、大抵「この人凄い勉強家だな」と感じる。本棚に並ぶ書籍の数や、幅広い知識と相手を楽しませる会話。そういったものは、一朝一夕で身につくものではないからだ。恐らく、経営を成り立たせるという責任、貪欲な情報欲と、それに伴う勉強癖が、彼らの人格を創っているのだと思う。

ところで、経営者だけでなく、ビジネスマンも自己責任や、実力が常に問われている昨今。私達ビジネスマンも同様に勉強をすることが必要とされている。が、自己啓発という言葉で語られることが多かったからだろうか、「勉強」という言葉は私達ビジネスマンにとって意外となじみのない言葉のように思う。しかし、今まで以上に求められるビジネス社会において、自己啓発よりも、より目的性を明確にした「ビジネスマンのための勉強」が重要になってくるのではないだろうか。

さて、今回紹介する1冊は、そんなビジネスマンのための勉強法に関した1冊である。このテーマを扱ったものには、「隙間時間を利用しよう」といったノウハウ的な書籍が多いなか、『「ひとり勝ち社会」を生きぬく勉強法』は、思考力・発想力や、表現力、そしてヒューマンスキルを高めるための方法を解説してくれる。ビジネスマンに必要とされるベーシックなスキルを高めるための方法の全体像が学べるのでお勧めだ。

「地頭の良さ」や「かしこさ」が必要とされる昨今。「勉強って言うけれど、何をどうしたらよいのか?」と思っている方だけでなく、「自分なりの勉強法は既に確立済みだよ」という方にも役立つに違いない。同書を手にとり、あなたにとっての最良の勉強法を確立していただきたい。