三年後に笑う会社

【著者】江坂 彰 【出版社】光文社 【発刊年月】 1999年 3月30日
【本体価格】848円 【ページ数】262P

時代が大きく変われば、競争の方法、ルールも変わる。
同書 P5から引用

今回紹介するのは『三年後に笑う会社』という1冊だ。書名の通り、3年後に笑っていられる会社を判断する基準を提示してくれている一冊だ。しかし同時に、この書籍に書かれた「笑う会社」の基準は、そのまま「3年後に笑うビジネスマン」になるための指標に一致する。私達ビジネスマンにとって笑う会社にいることも重要ではあるが、笑っていられるビジネスマンになっていることの方が実は重要なのではないだろうか。

例えば、「負ける会社-こんな会社は波間に沈む」と題された第2章は、“人まねばかりをする会社”“「和」、「協調」、「一致団結」から抜け出 せない”などの項目がある。この「会社」という言葉を「ビジネスマン」 におき替えてみれば、そこに書かれているのは、「3年後に笑うビジネス マン」になるためのヒントである。

また、「賢い兎は三つの穴を掘る」という中国の諺を紹介し、「三十代後 半から四十代前半は、三つの穴を堀りはじめる年代である。一つは家庭、 一つは会社、そしてもう一つは自分流の生き方とでも言おうか。」という 風に、本書には同時にこれからの生き方を示唆する多くの言葉が詰まって いる。

「経営者もミドルも、そして明日のエグゼクティブなベンチャーを目指す若 者の人も、本書を私からの逆説的応援歌と受け取ってくだされば幸いであ る」という筆者からの言葉にもあるように、この激変する時代、様々な世 代の方に手にとっていただき、多くの人に笑いっていただきたい。