人間通になる読書術・実践編

【著者】谷沢永一【出版社】PHP研究所
【発刊年月】1999年9月3日
【本体価格】657円【ページ数】262P 【ISBN】4-569-60489-7

人を読書に向かわせる知的好奇心は、自分自身を成長させる原動力である
同書 扉より

読書の秋だ。夜の訪れが早くなってくるこの季節。ビジネス書や、仕事に関係する書籍だけでなく読書自体を楽しみたくなる。そんな折、読者の皆様はどのような読書生活をしているだろうか?是非今年の秋を充実した読書の季節にしていただきたいと思う。

と言っても、なかなか本を読む時間がないとか、お薦めの本がわからないのでどんな本を読めばよいのかわからないという人も多いのではないだろうか。そんな時に是非お勧めしたいのが、今週紹介する『人間通になる読書術・実践編』だ。

筆者である谷沢氏は、ベストセラーにもなった『人間通』の著者として有名な方。理解しやすい言葉で、人生の知恵を説いた『人間通』は、多くの人に手に取られた1冊だった。今回紹介する『人間通になる読書術・実践編』は、その名が示すとおり、谷沢氏による読書の実践編であり、氏が愛してやまない44冊の読書案内からなる第1部と読書の技術と題された第2部から編まれている。

「読者が直接に読まずとも、その書籍の精髄が理解できるように務めた」という筆者の言葉にもあるように、紹介される44冊の要約と、箴言集の言葉から多くのことを学べるように構成されている。

『井深大語録』や『ファーブル昆虫記』、そして『男はつらいよ 寅さんの人生語録』まで。同書で幅広く紹介された書籍の中から「これは」と思う書籍は是非手にとっていただきたい。読書という行為は、実生活や仕事の体験や経験をより深めるための智恵を与えてくれるのだから。