日本の論点2001
【編者】文藝春秋
【出版社】株式会社文藝春秋
【発刊年月】2000年11月10日【本体価格】2,667円【ページ数】828p
【ISBN】4-16-503000-7
二十一世紀初頭の日本社会を考えるうえで選択肢となるであろうホットな論議を、さまざまな分野から抽出し、当該分野の第一人者、または論争の当事者に持論を展開していただいたものです。本書に収録した各論文は問題点を俯瞰しやすいように、とりわけ価値観の衝突が大きく、議論の分かれることの多い二三分野に分類しました。
本書の読み方 より
毎日、新聞は読んでいる、インターネットのニュースサイトもチェックしている、帰宅すれば、テレビのニュース番組も見ている。多忙な中でも、これだけの情報収集を行っているビジネスマンは、決して少なくないだろう。しかし、そこで流れているニュース一つ一つの、本質的な課題や出てくるキーワードを確実に理解できているヒトは、どれだけいるだろうか。
そんなヒトにお勧めしておきたいのが本書である。本書は、今の日本社会において考えなければならない、様々なトピックスを、その分野の(異論はあるにせよ)第一人者と呼ばれるヒトが、論文を展開、さらに必要なキーワードを抽出し、コンパクトに解説してくれている。一渡り読んでおくことで、世の中の流れを格段に深く理解することが出来るはずだ。
例えば「リストラ」という、耳に馴染んだキーワードにおいても、雇用を維持するべきなのか、雇用を創出するべきなのか、長期的視野に立った将来の労働力不足を見通せているのか……など、知っておくべき視点が多くある。カンタンに知っておいて損はない。また本書は、それぞれの筆者が論を展開した後に、基本図書として関連図書を紹介している。これも有難い。
ビジネスマンは、日々の忙しさから、往々にして「自分のテリトリー」のことだけしか知らない、ということになりがちだ。自分の国が今置かれている立場や情勢、社会での様々な問題を、広い視野を持って見通す力に関して、意識して持たないと身につかない。この広い視野、意外と今の業務にも役立つことがあるはず。ビジネスは社会を相手にしているということから、それは自明だ。ビジネスマンとしての基礎的素養をビルドアップするために、ご一読を。
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