戦略コンサルタントビジネス・スキル・ブック

【著者】小河光生【出版社】東洋経済新報社
【発刊年月】1998年11月06日 【本体価格】2,200円 【ページ数】 254P
【ISBN】4-492-53048-7

自社の先輩のノウハウを当てにできない今、自ら新しいスキルを開発していかなくてはならない。そのためには自らのスキルをまず、全て「棚卸し」して、時代に合わないスキルを捨象し、ビジネスの原理原則まで立ち戻る必要がある。そして、この本の内容が新しい「ビジネス・スキル」取得の端緒になってくれれば、と願っている次第である。
本文「はじめに」より

経済誌を開いても、ビジネス雑誌をめくっても、そこにはいつもコンサルタントがいる。まさに引く手数多、時代が彼らを求めているのだろう。現代のビジネスマンに必要とされるスキルは、置かれている状況を的確に把握し、最短距離で適切な戦略を実行できるか、と言うことに尽きる。

しかしながら、的確に状況を判断するためには、どうすれば良いのか。把握した状況を分析するには、何を基準にすれば良いのか。分析から導き出された状況を改善するためには、どのような戦略を立てれば良いのか。これらを系統立てたスキルとして持ち合わせているヒトは少ない。コンサルタントは、これらのスキルを持ち合わせていないとできない仕事。まさに、全てのビジネスマンに、コンサルタント的要素が求められる時代になったのだ。

本書は、コンサルタント的要素を持つヒトのことを、付加価値型人材として、その人材とは、いったいどういうヒトなのか、また、そのような人材になるためには、どのようなスキルが必要なのか、ということが、簡単にまとめてある。ざっと目を通してみると、どのような能力が要求されているのかが、良くわかるようになっている。

付加価値型ビジネスマンになるための、基本的なスキルとして、「情報の練りこみ方」「様々な戦略や方法論を知ること」を紹介。また、各論として「財務会計」「マーケティング」「マネジメント」それぞれの分野の、必要とされるポイントが、わかりやすくまとめられている。時代が求めるビジネスマンになるためには、何を知っておかなくてはならないか、その道しるべとして、適当な一冊だろう。

自分に足りない(コンサルタント的)スキルはいったいなんなのか。この本でチェックしてみることをお勧めする。